2018年6月30日土曜日

草刈り機(混合ガソリン)が吹き上がらないのはマフラー詰まりも一因

片田工業団地北公園のアンパンマンの写真
アンパンマンが公園に

かってこの公園は、雑草を刈る人もなく、腰まで伸びた草に埋もれていました。そこで地域に愛される「レクリェーション広場」として再生するために草刈りをするようになりました。

それから10年、地域から人々を招き寄せるまでになりました。多くの住民が関心と愛情をもち、関わることで初めて、公園は守られていきます。

故障してお蔵入りの草刈り機を修理


目次

1.グリーンキーパーとは?

草刈り機

自治会とグリーンキーパーとの間に直接の雇用関係はありません。自治会が市から引き受けた仕事に対して委任による役務を提供し、仕事の内容と就業の実績に応じて報酬を受けるという関係にあります。

つまり雇用関係ではなく、委任の関係となるので、給与所得ではなく、事業所得または雑所得になります。だから確定申告をすることになりますが、時給900円なので年金生活者にはほとんど関係ありません。

草刈りに必要な道具はすべて別途経費となります。草刈り機は毎日使うので故障します。修理に出せば数万円はかかる。それでは買い替えた方が安く上がるのは今や常識。

日に3時間、週5日、5年間使用してきたので経年劣化か調子が悪く倉庫にしまっていたものを、何とか元通りにしたいと思ったわけです。

2.草刈り機の調子が悪い原因は3つ

  1. キャブレターが目詰まりを起こし、油と空気のバランスが悪くなっている。
  2. 混合油なのでオイルの燃えカスがマフラーに溜まって目づまりを起こしている。
  3. 燃料供給を調節するダイアフラムが経年劣化(5年使用)している。

1は、紐を数十回引っ張ってようやくエンジンが回転しました。一発でかかるように、キャブレターを分解して噴射式スプレーで吹き付けたら3回くらいでかかるようになりました。まずは第一段階をクリア。

回転が上がらない草刈り機分解写真
新ダイワ草刈り機の分解修理始め

エンジンがかかったものの、アクセルを上げようとすると「ブスブスブス」と音がしぼみ、停まってしまいます。

2の「マフラー清掃」をしてみた。この草刈り機は「新ダイワ製」。今でこそ1万円台で各社でていますが、安いものは安いだけのことがありますね。この草刈り機は3万以上もするだけあって、

  1. 「軽い」---だから長時間の作業でも疲れない。
  2. 「柄が長い」---他社より5㎝ほどですが、それだけ広く刈れる。
  3. 「混合比が50:1」---オイルカスが残りにくい。

量販店ではまず置いてない。部品を取り寄せる必要がある。つまり手間と送料がかかる。私としては「マキタの草刈り機」が欲しいのですが、訳のわからん自治会は「安物」で間に合わせたわけです。

新ダイワ草刈り機のカバーを外す写真
新ダイワ刈り払機のカバーを外す

「6角ドライバでカバーを外します。プラグのゴムカバーは前もって外しておかなければなりません。プラグは外さなくてもいいです。

エンジンがかからない場合はまずプラグの点検。プラグを外してみて、点火する所が乾いていればok、油で濡れていたら拭かなければなりません。

隙間ははがき2枚くらいが適当とか。説明書には、「専用プラグ推奨」とか書いてありますが、他社のでもかかりました。

カバーを外すと本体。6角ドライバで外れます。もっともマフラーは車でもそうですがも使用中はものすごい熱になります。カバーが無くてもいいだろうと軽く考えていたら大やけどします。

「あつっ!」

水道水を掛け流して冷やします。それでも薄皮1枚はがれます。

カバーはプラスドライバで外します。このネジは茶色で小さいので地面に落としたら見つけるのが困難。白内障の老人はなおさらです。

と用心していても落としてしまうものです。地面と同じような色です。雑草の葉の下に潜り込んでしまったら周辺を軍手でかき集めることに。



新ダイワ刈払機のキャブレター分解写真
新ダイワ刈払機のキャブレター分解


6角ドライバーで開けます。左回り(時計回りは閉まります)です。ちなみに、草刈り機の刃は時計回りが「閉まる」です。

草を刈る時、刃は左回りに回転するので、締め付けは「右回り」だからこそ外れないのですね。初歩的なことですが大事なことです。

これで全部分解しました。単純な構造です。本体に四角い穴が見えます。ここに「オイルのスス」が溜まる。(溜まるのはススばっかり)

この四角い穴に、キャブレター洗浄のスプレーを吹き付ける。スプレーは、「泡式」のがあるのですが、噴射式もあるのを見て購入した。これなら奥に届きそうです。

穴の奥を見ると、正四角形ではなく角丸くなっている。ススです。四角にしないとだめです。

草刈り機の構造は案外、単純。この機種は2サイクルエンジン。マキタを欲しい理由は4サイクルエンジンだから。4サイクルは音がかなり静かなのです。

3~4時間もエンジン音を耳元で聞くのは、耳のために決して良くはない。そのためか、難聴になりかけたことがありました。

騒音防止に「ゴムの耳栓」をつけ、その上にまた防音ヘッド(飛行場で誘導員がつけてるようなもの)。これで蝉の声が聞こえなくなるほど。

草刈り機は毎日のように使うから当然あちこち汚れます。このスプレーは汚れた箇所ならどこでも吹き付けます。



新ダイワ刈払機のキャブ汚れ落とし写真
新ダイワ刈払機のキャブレター汚れ落とし


四角い穴の奥を見ると黒く汚れているのが分かります。揮発性なので数分もすれば蒸発します。(くれぐれも火気に気をつけてください。タバコを吸いながらなんて論外。

3.危険物の種類には4種類

危険物


1は「ガソリン」。なんせ80度で燃える。この時期、雷が物置に落ちて全焼する事故が多いのは「石油類」とか保管していることも一因ではないでしょうか。

スプレーで吹き付けた後、穴を下に向けます。黒いものを含んで液体がポタポタ落ちてきます。これを3回ほど繰り返し、マイナスドライバーでさらに掻き出します。

仕上げに1回吹き付けて、テッシュペーパーを突っ込んで拭きとります。他の部品にも吹き付けます。あとは分解した順序で取付ます。

これだけの「分解作業」で30分くらい。わくわくしながら始動の紐を引っ張りました。3回でかかりました。(本来は1発でかかりたいところです)

エンジンの回転音に「ムラ」がなくなりました。低速から中速まで上げてみました。いい音です。

しかし、高速までアクセルを上げると「ブスブスブス」となります。喜びも中くらいなりオラが草刈り機。

これくらいの回転でも「十分使用できる範囲」まで回復したのを実感。最後はやはり「ダイアフラム」の劣化しかないでしょう。今度交換してみます。

芝生と樹木の再生とあわせ、力を入れていきたいことがあります。住民を対象にした「花と樹木の講習会」です。身近な花と樹木の育て方、診断方法を覚え、世話をするボランティアに育ってほしい、という願いを込めて。

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