2018年7月19日木曜日

自治会夏祭り「夜店・屋台・模擬店・露天縁日」出店の仕方(飲み物編)⑥


夏祭りには缶ビールではなく透明器に入れて枝豆をつまむ写真
夏祭りといえばやはり生ビール


縁日ではさまざまな屋台がでて、準備する人、参加する人に固有のルール(出店調整 ・保健所・説明会 ・衛生管理指導 ・ゴミ出し) を課すことによって、日常の意識から離脱させます。

これにより ふだん夕食の準備、食卓で食べるという存在から、夕暮れに大勢で作り食べるという、つかの間の移行を表現することによって、人々に異次元の時間を体験させることができるのです。
しかも保健所に届けなくてもOKの屋台出店方法があります。


目次
        1. 食中毒予防
        2. ビアガーデン
        3. その他夜店
        4. 看板の作成・設置についての注意事項

1.食中毒予防

食中毒

  1. あまり買いだめしない。
  2. 包丁やまな板は原材料用、出来上がり用に使い分ける。
  3. ご飯は冷ましてから弁当に詰め、素手で触らない。
「除菌、滅菌、抗菌」とかまびすしい。
欧米では、洗剤やせっけんなどに殺菌剤として入れているトリクロサン、トリクロカンバンなどの販売を禁止しました。日本ではまだ野放し状態。

食中毒が心配ですか?

食中毒は黄色ブドウ球菌やセレウス菌が大発生する際にできる毒素を取り込むことで起こりますから増える前に早く食べれば大丈夫。誰でももってる菌なので手洗いしてラップや衛生手袋を使い、直接食品に触れないようにすることで防ぐことができます。

洗い方が問題。爪の間と指の股、親指の付け根をよく洗う。トイレから出るたびにそこまで丁寧に洗わなくていいです。

ただし、ノロウィルス、サルモネラ菌は少しの量でも食中毒を起こします。腐っていなくても関係なく起こるので、クンクン臭いをかいでもわかりません。食品を腐らせるのは腐敗菌で食中毒菌とは別物。

食中毒を予防するには菌を、”つけない、増やさない、やっつける、持ち込まない”です。
食中毒菌は見えませんが付いていることを想定して調理や保存に心がけましょう。

品目

「揚げる」「焼く」「蒸す」「煮る」のいずれか1工程のみの品目については保健所へ届けなくても/b>問題なく取り扱うことができます。

作業工程
  1. テント等で屋根または覆い等があること。材料の下処理は調理室等。
  2. 原材料等はクーラーボックスまたは冷蔵庫で保存。
  3. 手・指等の消毒施設を設けるか、近くに手洗い設備のある場所。
  4. 缶・ペットボトル等をそのまま販売する場合は許可不要。
  5. 缶・ペットボトル等をコップに移しての販売は臨時営業許可の対象。
  6. 農産物の販売は保健所への許可申請不要。


2.ビアガーデン

ビアガーデン


ビールに枝豆。夏のくつろぎどきの定番です。「缶」のまま出しては冷蔵庫や自販機と同じ日常です。サーバーから透明コップに注ぐことで日常から離脱した非日常の空間を体験できるのです。

キンキンに冷えたビールののどごしも心地よいですが、コップに注ぐことでコクと香りが引き立ち泡もちがいいのでおすすめです。

朝日生ビール樽

(19L¥13357)×3=40,071
「コクがあるのにキレがある 」
コクは「濃い深みのある旨味」
キレは「飲み込んだ後の香味の持続性や消失の速さ」

適度な味の深みがありながら、飲み終わるとさっと飲む前の状態に戻り、次の一杯でまた新鮮なおいしさを感じることができるというわけ。

売上(¥200×109人)=21,800  
@522ml 2016年度計画 19L樽×5=66785円
①¥150×270人=40,500
②¥200×270=54,000


キリンビール樽

(のどごし生)15L¥6,850×6樽=41,100円  
大カップ600ml(正味420ml 

¥250×214人=53,500 中カップ500ml(正味350ml)
¥200×250=50,000 小カップ400ml(正味280ml)
¥150×321人=48,150 大瓶633ml、¥320×142本=45,440
¥150×257人=38,550

※大ビンの代金と差がなくなるようにカップの大きさ、正味を加減します。おまけに「枝豆10個プレゼント」。これで生ビールならではの雰囲気と味わいを感じてもらいます。これが非日常です。


サッポロびん生

黒いラベルが目印です。しっかりとした味付けの焼き鳥などには、すっきりとした味わいのビールが合います。さわやかな後味で口の中がさっぱりします。麦のうまみが肉のうま味をより一層引き立ててくれるのです。

大びん(633ml)20本約7500円(1本375円)
大カップ600ml(正味420ml)¥250×100人=25,000 円
中カップ500ml(正味350ml)¥200×100人=20,000 円
小カップ400ml(正味280ml)¥150×100人=15,000 円
大カップ100杯=大びん66本。25,000円で24,750円

どうしても「缶」でしか売れない場合の氷の目安

気温30℃位、冷やす缶ビール240本。3時間位で氷の必要量は角氷なら6貫目、かち割氷なら5袋。
ドブスケ3台。 販売30分前、氷をどぶすけに入れる(溶けるのが早い)生ビールは3樽(18リットル樽)、大びん。(缶は売れない)。透明コップへ注ぐ。かき氷があると売れ行きはイマイチです。 塩ゆで冷凍枝まめは約15㎏(200個)。余ったら慰労会

保健所への届

不特定多数を対象に簡易施設で食品を提供する場合、保健所の営業許可(臨時)、条例に照らし合わせての仕様基準、立会い検査、場合によっては衛生責任者の配置等が必要です。

これらの条件が整って、「コップ等に注いで販売するのは料理に共する酒類を提供するに問題無い」なのです。
形なりにも食べ物も販売しテントを張りそこで食べて飲んでもらうコーナーが必要です。隣の食べ物と共同でもかまいません。保健所の申請が必要です。

3.その他夜店

ジュース

お茶・ジュース

  1. キリンレモン(缶)48本×150=72,000
  2. イエモン緑茶500 24本×120=2,880
  3. 北アルプス水 160本×97=15,520
  4. CCレモンペプシ500 36本×120=4,320
  5. 計268本 フジコーポレーション@80 卸値40円

ラムネ

記憶の再生をうながす人気飲料。外すわけにはいきません。

1.購入¥売値、@仕入れ値

  1. ラムネ¥100(  )30本×3=90本@80
  2. アップル¥50(100ml)50個¥9001L@159 紙パックからプラコップ注ぎ売り
  3. オレンジ¥50(100ml)50個¥9001L@159 上に同じ
  4. こども麦茶¥50(100ml)50個¥2150@43 生協で紙パック
  5. おーいお茶¥100(500ml)50個¥3900@78
  6. ウーロン茶¥100(500ml)50個¥3500@70

氷の購入

  1. 4Kg(@450) 20個 = 9000
  2. 氷は、カキ氷も含めて一括購入。スイカ分もあり多めに必要。(打ち上げ用の氷も残ってほぼ適量)気温によるが、スイカ分が無ければ15~18個で調整するのが良い。

2.結果

  1. 残数:ラムネ24、アップル1、オレンジ4
炭酸系よりお茶・スポーツドリンクや100%系に好みが移行している。大人のラムネまとめ買いが増。

3.反省

  1. 子どもにはノンカフェイン麦茶、100%天然果汁を
  2. ラムネは、180本。単独品目としての人気はダントツ。来年210本購入
  3. ジュースはイオンで購入、 冷やしてくれるかどうか検討。
  4. 多種類販売はバケツの中から探すのが大変。ある程度冷えたところでクーラーボックスに入れ替える。場所があればバケツからプールに。
  5. 完売順→オレンジジュース→生茶→ラムネ→リンゴジュース
  6. 生茶は無料配布多数 ポリバケツは2個必要。
  7. 氷は6~8個必要。クーラーBOX1台(発砲スチロールでも可) ラムネがポリ容器に変わった、冷却は1:30程度必要。 氷8個使用。
  8. 生協はラムネ事前予約必要。 販売品目と数量を検討、説明し役割分担を決める。
  9. ボランティアの若者に夜店券の報償付きで労力を提供してもらうことも良い。
  10. 出店の連絡調整 ・保健所対応・説明会の開催 ・衛生管理の指導 ・ゴミ出しの指導

店長を決める

夜店の店長


  1. 店に必要な最低人数は5人。店長1人、副長1人と、店員1人、清掃1人、火器取り扱い責任者1人が良い。(火を使わなければ4人)これ以上の人数では身動きできない。
  2. 店長:店員への指示など当日店を統括。さらに備品及び火器の管理や出店に対する責任、調理作業や衛生管理の責任を負います。
  3. 副店長:店長の補佐、店長欠席の際の代理となり備品及び火器の管理や調理作業、衛生管理の責任を負います。
  4. 清掃:祭当日、清掃の後処理を行います。
  5. 火器取り扱い責任者:火器取り扱い説明会に出席し営業前のプロパンガスチェック参加。

チケット

  1. 店で使用できるチケットを導入。チケットの使用・換金方法など詳細については全組長会議の際説明。チケットは全店に適用。

4.看板の作成・設置についての注意事項

夜店の看板


  1. 看板の材料にベニヤ板使用不可。段ボールを使用して作成。
  2. 看板の固定は四隅に穴をあけ、 PP ロープで上下左右四カ所止め。
    • 値札に工夫「やっちゃう1ケ100円」。地元民同士の関係があって成りたつ言葉。客との距離を近くする。
      • コンロの下には 石膏ボードを敷いて消火器は机の下

        各店で準備するもの

        1. 机に貼り付ける際に、布テープを使うと跡が残るので、必ず養生テープを使用。
        2. アルミホイル:石膏ボードが汚れるのを防ぐ、石膏ボードに巻いて使用。
          • チャッカマン:着火に使用。
          • ごみ袋:ゴミ分別に使用。
            • クーラーボックス+保冷剤:食品保存に使用。 食品の常温保存はしない。布巾;衛生管理のために各店で準備。
              • 軍手:コンロを扱う際に使用。

              祭り、縁日で楽しみな屋台や露店

              一番人気は食べ物ではなく「金魚すくい」です。お祭りや縁日ならではの「お遊び屋台」です。きらきら光る水の中で、赤く小さな金魚が泳ぐ様は見た目にも涼しい。家族でも楽しめ、昭和時代から安定した人気を誇ります。

              「ポイ」と呼ばれる道具の薄紙は濡れるとすぐ敗れてしまいます。「不漁」でも、たいていは1~2匹は持ち帰らせてくれます。落胆と喜びが交錯する瞬間です。








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              猿蓑温泉(さるびの温泉)は伊賀上野市大山田に開設された比較的新しい温泉です

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