平たく言うと、電話の技術がメインなのは携帯電話。ネットの技術がメインなのがスマホです。十字キーで画面を動かすのと、ネットつまりパソコンに電話機能を加えたものの違いですね。
電話の使われ方の変化と言っていいでしょう。電話が軸でメールも少し、あとは文字中心のウェブもちょっと使うという生活から、メールが主軸でウェブも、写真もと増えて、電話は時々、という生活に移ってくるとスマホの方が自由で使いかっても上ということになってきたのですね。
画像処理性能も高いので、カメラを活かしたい人にもスマホの方がよいですね。
LINE (ライン)などのコミュニケーションサービスも利用する人が多くなりました。
このためスマホに変わるとどうしても通信費が気になるものです。通信料が増えても通信費が上がりにくい「定額制」の通信プランを使うのが一般的です。
スマホの代表格がアップルの iPhone です。最新モデルは iPhone X でしょうか。ソフトバンクと au とかの契約者が利用できます。アップル一社が OS や機器を作り、サービスもコントロールしているので、操作性やデザインなどの統一性が高く、シンプルに使えます。
それに対して、グーグルが開発した OS がアンドロイドを使うスマホです。画面サイズやデザイン、機能も多いですね。iPhone ほどシンプルさはないけど、自分勝手の使いやすいようにできるのがいいですね。
フィーチャーフォン(携帯電話)
文字と静止画中心
ボタン操作が基本携帯電話専用が中心
アプリは限定的
通信費は比較的安い
メールは携帯専用アドレス
バッテリーは数日もつ
設定は比較的簡単
スマホ
文字も写真もパソコン並み
操作はタッチパネルネット機能はパソコン並み
アプリは自由に追加可能
定額制が基本で高い
メールはパソコンと同じ
バッテリーは1~2日
設定は複雑
携帯電話は、長文や添付ファイルに対応したメールサービスが使え、i モードのネットサービスも充実しています。ワード、エクセル、PDF ファイルを開く機能も実現しています。スマホ的ではあるんですね。
しかし、端末の仕様やネットサービスの多くは携帯電話事業者ごとに異なります。ソフトも事業者別ごとに開発しています。i モードのようなネットは NTT ドコモや au ソフトバンクなどの独自のサービスです。
スマートフォンは、世界共通のパソコン向けネットサービスを使えるというのが主眼で、日本の携帯ビジネスとは違います。携帯電話事業者のサービスが使えなかったり、料金体系がかなり限定的です。
G mail やヤフーメールなど、ブラウザで利用するウェブメールは、データを一元管理できます。アドレス帳のデータもサーバー上にある(クラウド)のでパソコン買い替え時に悩みの種だったメールの引っ越しの手間もかかりません。
こういうのをクラウドコンピューティングというのですね。他者と情報共有や共同作業がしやすいうえ、データを共有・編集できるのです。
パソコンは OS がウィンドウズなら、メーカーが違っても同じように使えますね。スマホもそうです。プラットフォームに合わせて開発されているのです。
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携帯電話の料金は?
- 月額固定の基本使用料
- 通話料・パケット使用料・情報量
パケット使用料:メールの送受信やサイトの閲覧などにかかる通信料で、使った時間ではなく、データの量に応じて支払う。
情報量:有料サイトやサービス利用料。
普通は、基本使用料が安いプランほど、30秒~1分あたりの通話料が高く設定されています。
基本使用料を払えば、○○円分は無料で通話できるオマケになるのが「無料通信分○○円を含む」というものです。料金プランは、この無料通信分を目安に決めるのが基本。
自分が使う通話料とパケット通信料の合計が無料通信分と同じになるプランを選べば、基本使用料以上のお金を払わずに済みます。
数か月分の明細を見ればおよその平均額を割り出せます。明細をきちんと見るようにして、自分がいくら使っているのかを把握するのが基本です。
通話料とパケット通信料の合計と無料通信分が一番近いプランを選ぶのコツです。最低でも年に1回、できれば2回はプランを見直しましょう。
自分の家族と、郷里で暮らす両親がそれぞれ別々に家族割引に入っていると、自分と両親が話すときに通常の通話料が掛かってしまいます。
だから家族割引のグループが複数に分かれているなら、1つにまとめた方がいい。親族であることを公的書類で証明できれば、同居していなくても割引の対象になります。
家族で料金プランが違う場合は、通話料が安いプランに入っている人から電話をかければかなりの節約になります。高い方が掛けるときは、すぐに切って掛けなおしてもらうことですね。
携帯でサイトを見たり、画像付きのメールを送受信したりすると数千円もパケット通信料が掛かってしまいます。パケット割引や定額制を利用しましょう。
パケット定額プランって何?
パケットとは電子データをやり取りする際の単位です。全角文字で64文字が1パケットになります。通話料が時間で加算されるに対し、パケット料は量によって加算されるわけです。
定額制はどんなにパケットのやり取りをしても一定の料金しかかかりません。定額制と言っても別途100円~500円の月額使用料がかかります。パケットを使う場合1日100~200通もメールを使わない限り、定額制のメリットはありません。
これなら、通話料金の「無料通話割引」にあたる「パケット割引」制度の方が得です。
携帯電話をバックアップ
携帯電話が故障したり、なくしてしまったりしたら大変です。携帯電話はまた買えばいいですが、失われたデータは買い戻せません。大切なデータは自分でバックアップしておきましょう。
携帯用のユーティリティソフトを使えば、大切なデータをパソコンにバックアップできます。通常、ケーブルで携帯電話とパソコンを接続します。USB 用がいいです。
「携快電話9」ソフトが人気(2000円前後)
携快電話9のインストール。接続コードかカードリーダーのどちらを使うか決める。
ケーブルで携帯電話とパソコンを接続→携快電話9を起動→「アドレス帳」「メール」「スケジュール」「ブックマーク」「カメラ画像」「待ち受け画面」「着信メロディ」「インターシンク」というメニュー画面になる。
携帯電話に登録してあるアドレス帳のデータをバックアップするには「アドレス帳の読み込み」をクリック。データを読み込み終えると、一覧で表示されます。そのデータを「名前を付けて保存」すれば、パソコン内にファイルとして保存されます。
ついでに USB などにもデータをコピーしておきます。
ただし、ソフト購入の際には、携帯電話会社、機種によって機能の制約があるので注意が必要です。自分の機種での制約をあらかじめ確かめてから購入してください。メモリーカードが利用できる機種の場合は、メモリーカードにデータを保存できるので楽です。
格安スマホの仕組みと料金は?
スマホや携帯電話には、機器(端末)だけでなく SIM カードが必要なんですね。
SIM カードには、通信に必要な電話番号などの情報が書き込まれて、通信事業者と契約すると発行されます。これを端末に装着することで電話やデータ通信ができるようになります。
格安スマホで利用する SIM カードは、通信事業者の回線を借りて独自の通信サービスを提供している MVNO(仮想移動体通信事業者)が販売しています。その設定料金が安くなるのです。
SIM カードには3種類あります。
- 「音声通話」「データ通信」「ショートメッセージサービス(SMS)」のすべてが使える。
- データ通信と SMS が使える。
- データ通信のみ使える。
SMS とは、携帯電話番号で短いメッセージをやりとりする機能で、LINE などのサービスで個人認証にも利用されます。
格安スマホ購入には?
- 端末と SIM カードを個別に選んで好みの組み合わせにする方法
- 端末と SIM カードがセットになった製品を購入する方法
端末が SIM に対応しているか確認する必要がありますから、セット販売の方が安心感はありますね。ともかく、格安スマホはかなり割安です。
データ通信量は1G~20GB 程度までさまざまなプランがあります。どのプランも割安なせっていですが、格安スマホ選びにおいては自分が必要とする通信量を知ることではないでしょうか。
また通信費以外の費用も確認しておく必要があります。
ひとつは「通話料」です。
格安スマホの多くは30秒で20円という従量制です。つまり、通話が多いと格安スマホの料金面でのメリットはなくなります。ただし、格安スマホにもかけ放題サービスがあります。
もうひとつは「端末の代金」です。
大手通信事業者の場合、通信費から割り引く形で端末購入をサポートする仕組みがあります。格安スマホには同じような仕組みはありません。
月額の利用料金を安くするためには、通信費だけでなく通話料や端末代金も含めた合計で考えないといけませんね。
今の電話番号は変わる?
音声通話対応の格安スマホなら MNP(番号ポータビリティ)でそのまま使えます。
メールアドレスは変わる?
~@docomo.ne.jp のようなキャリアメールは使えなくなります。プロバイダメールや G メールなどは使えます。
LINEは使える?
使えます。すでにLINEを使っている場合は、LINEのヘルプを参照して、アカウントやデータを引き継ぎます。はじめてつかう場合は、 SNS か Facebook アカウントを使った認証が必要になります。
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