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夏祭り子ども神輿 |
自治会の夏祭りを2倍の集客に
目次
夏祭り実行委員長に名乗り!
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提灯 |
1.「やめたら?夏祭り」
毎年、「〇〇太鼓」「〇町民謡会」「▽▲ライブ」など趣向を凝らしたイベントではありましたが、開会宣言しても数人の子どもが走り回っているだけの閑散とした会場、眺めているのは準備中の関係者だけという
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夏祭り役員準備の図 |
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夏祭り櫓組み立て |
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夏祭り盆踊り練習 |
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夏祭り子ども会 |
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夏祭り本部側テント |
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夏祭り屋台側テント |
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夏祭り音響 |
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夏祭り子どもゲーム |
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夏祭り会場の図 |
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自治会盆踊りスナップ |
「一番好きな踊り?そうねえ・・・キヨシのズンドコ節かしら!」
盆踊り子どもの部は「片田っ子音頭」、大人の部は津音頭、炭坑節、キヨシのズンドコ節で、近隣からも老若男女参加し、自然に2重3重の輪になったものです。伝統芸能もない新興団地なので「イベント感」は否めませんが、「福引」「花火」には500人くらい来場したかもしれません。
-----10年後の今、これらの写真はまるで万華鏡を見ているようで色あせることはありません。、
2.祭りとイベントは別物
夏祭りはその多忙さから役が敬遠されがちで、他の役のクジに外れた人が流れてきます。今年の委員12人中8人はこれまで「役」でしか夏祭りに行ってないことがわかりました。全世帯の20%くらいしか参加しない夏祭りを垣間見た思いです。
「このわびしい夏祭りを何とかしたい!」の想いから、私は組当番を機会に「実行委員長」を名乗り出ました。委員11人を前に一応は聞いてみました。「どなたか委員長になる方はいませんか?」ーーーいませんでした。
今年は大半が70才前後で50代が3人。この構成で住民が大勢集まる夏祭りにするのは正直シンドイ話です。前例主義でやっていたら今までと同じ閑散とした祭りになってしまいます。
出演者も外部から招いていたから
「祭りの主役は子ども」という認識が希薄
時を選ばず実施した
10年くらい前までは8月に行っていました。それをよその花火大会等に重ならないよう7月中旬に前倒ししてしまった。かえって地元の祇園祭と重なってしまいそっちにいってしまう。
毎年出し物が変わるイベント
3.地域に眠る宝物を探す
4.祭りの主役は子ども
「たまの休みぐらいはゆっくり寝ていたい」「誰が好き好んでしょうもない祭りにいくかい!」というのが本音でしょう。委員でさえそうなんでこの辺が分かっていない。
祭り当日郷里の氏子総代に頼んで鉦や太鼓、拍子木まで借りてきてくれる人まで現れました。お神輿は八乳合神社のお祓いを受けて、ちびっこ28人が役員・保護者を従え賑やかに、わっしょい掛け声勇ましく、集会所から会場まで練り歩きました。
それでも哀しいかな道行く人はまばらで、もしもおひねりいただけば「○○さんに福あれ!」と神輿持ちあげ祝うのに、路上は写真撮りばかり。(私は正直意気消沈していました)。
ところが会場着いたら人波が溢れていたのです。予想を超える人が来てくださいました。(この人混みが見たかった!)
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夏祭り会場についた子ども神輿 |
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夏祭り会場に住民多数 |
「餅まき」
どれくらいの餅が必要かまったくつかめないままの実行です。ソフトボール部の子どもらですからボールを投げるようにまいてしまった。まさかキャッチボールのように投げるとは想定外でした。
ともかく、数百個の餅が投げ終わるのはあっという間でした。この3倍くらい用意しておかなかったのが残念ですが後の祭りでした。「餅まきはこれからですか?」と子どもに手を引かれてきたお母さんに尋ねられ、申し訳ない気持ちで一杯です。
慣れていない委員らは餅まきの最中にお神輿を「いたずらされる」と心配し、軽トラで倉庫に運んでしまいました。昔、住民が自作した樽神輿、展示しておけば物珍しや思い出話にもなったのに誰がいたずらなどするものですか。
祭りの寄付は紅白ポスター
厳しい経済状況下、寄付金は件数金額とも過去最高を更新。これまではA4紙にプリンタで印刷した貧弱なものを掲示していたのを紅白ポスターに大書きし貼りだしました。32人の心付けに”宣伝”でお返しするのがお礼というもの。商店や企業は「地域の存在感」を示し、その「寄付金」は地域に循環、経済効果を生み出します。
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夏祭りに協賛・寄付32件 |
児童合唱
小学校児童合唱は初めてのことです。先生方もぞくぞくやってきます。子どもが出演すれば保護者がついてきます。遠くのお爺ちゃんお婆ちゃんも来ます。
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夏祭りに初の「児童合唱」 |
ステージはパレット
レンタルなら20万。たった一晩だけのお祭りに、それはムダというものでしょう。太陽光パネルを置く台で工事業者からタダでもらっていました。
この”舞台”には委員会でも安全性を心配する声が出て、最終的には実際に会場に運び検証してもらうことに。板の厚みは15mm。レンタルの12mmよりも厚く、そもそも米俵など重量物を積み上げる台、危険な訳ないでしょ。
安全性がクリアされると今度は「見栄えが悪い」と難癖をつけたがるの人はいるもので、ここはじっと我慢するしかありません。紅白幕を掛ければいいだけの話です。悲しいことに当日はパレットの前に紅白幕を掛けるところまで頭が働きませんでした。
ステージの前にブルーシートを敷く
舞台の前はこれまでイス・机を並べていましたがブルーシートを敷きました。これも「子どもは履物を散らかす」「土足で上がる」とかいう始末。(それは杞憂だよ!)と言いたいところを押さえて、気が済むように「ビニル袋」を置くことにしました。
置いてみたけど土足で上がる子や履物間違う人もいません。ビニル袋は使われません。それどころか机にイス比べ、余裕で100人は座れます。片づけるのにも手間いらず、勿論経費もゼロで済むのです。
5.準備する人も出演する人も住民
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夏祭りに手作りプール |
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夏祭り「土佐っぽカツオ船」 |
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夏祭り老人会が詩吟披露 |
6.福引会の仕方
司会は”華やかな浴衣の若い女性”に限ります(何かと出たがるおっさんお爺さん役員はいるものですが)これまではずっと”老人が並んでいた舞台”に浴衣美人が現れた。このサプライズに満員の会場はどっと沸きます。
観客にドキドキ感を味わってもらう抽選方法
空くじなし。
参加者全員に景品が当たる。
もらっても嬉しくない景品(テッシュなど)は出さない。
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夏祭り福引抽選会 |
まとめ
- ステージのレンタルをやめパレットで代用(20万削減)
- 福引景品は空くじなし、もらって嬉しい景品を出す。(総額20万)
- 現金販売から夜店チケット制に変更
- スタートは児童合唱で保護者の参加を見込む
- 協賛者名はA4半紙から紅白ポスターで目立たせる
- 机・椅子の代わりにブルーシートを敷き、客席増加
- 子どもゲームの種類を増やし、係にはボランティア
- 地域の宝を探し子ども神輿を20年ぶりに復活。
- 地域外から招いていたのをすべて地域からの出演者に。
- ステージバックが無しから、紅白幕と協賛者ポスター掲示。
ひとつ一つの項目は「当たり前」のことで今までそれが出来ていなかっただけの話でまだまだこんなものではないと忸怩たる想いでいます。さらに「夜店屋台」の充実、「花火」を見ながら飲んで食べての「納涼祭」を実施すれば住民の80%は「行きたい」と思うはずです。
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