南海トラフ大地震が起きたら、ライフラインが壊滅的な打撃を受け、復旧に電気は7日、水道は30日、ガスは60日かかるといわれています。避難所が設けられるといっても、人が殺到して全員が入れないことも考えられます。
目次
1.備蓄
- 備蓄には「3日分×家族の人数」が必要です。実際にこの量を確保している人は2割にとどまっています。食料などが無駄になるのを嫌う人もいます。日ごろ使う物を少し多めにかっておくことで、無理なく備蓄できます。使った分を買い足し、常に一定量にしておくわけです。食料コメ・野菜、生活用品、トイレットペーパー
- 懐中電灯一つで居間全体を明るくするには照明器具全体にアルミホイールをセロテープで貼ります。取り付け後、真下から懐中電灯をアルミホイールに向けて点灯します。部屋全体に反射するので常夜灯の3倍くらいは明るくなります。懐中電灯は机やいすを積んだ上に置き、高くした方が直接灯光が目に入らず、まぶしくありません。
- 防寒対策。朝晩はカイロと湯たんぽでしのぐ。2重窓や断熱材を多く使用。こたつなどの暖房器具
- 懐中電灯やラジオ付き懐中電灯は液漏れで使えなくなる。紙切れで絶縁状態にしておく。手回しで充電できる懐中電灯が便利。
- 現金の持ち合わせがないとどうにもならない。現金を入れた持ち出し袋、テント、毛布などを自宅に準備、すぐ避難できるよう、Tシャツトレーナー、マスク、笛、カイロ、飲み物。まとめて1か所においておくと、その部屋の家具が倒れて足を踏み込めない恐れがある。いくつかの場所に保管を。
長期自宅避難に備えて生き抜くためには
突然の災害時用に自宅や防災会にどんな防災グッズを常備すべきか。 多彩な味の非常食やコンパクトなものがよい。ふだんの暮らしで防災グッズを使うと、何が必要かイメージしやすくなる。日常生活での利用を提案。
2.飲み物・食料
非常食は月1回でも食べて補充すると、気づかず期限切れになるのを防げる。
- 水(1ℓペットボトル1ケース。生きていくには欠かせない。貯水タンクの水はあるが、停電すると送られてくる浄水場は停止、そのうち空になる。そのため、水は2週間程度、生きられる量を確保する。物置の隣にドラム缶を置いて水を貯める。
- 電気が止まることを想定し、クーラーが動く程度の電源供給ができるような太陽光発電システムを常設する。熱中症にならない環境と水分、食事の確保。
- ガスが止まることも想定し、調理ができる石油ストーブと灯油の備蓄をする。
- 長期保存食・非常食:1週間は救援物資が届かないと考えたほうがよい。しかもラーメン・パン・チョコレート・お菓子などが多い。ゆえに肉・魚、野菜・果物の缶詰は必須。およそ40個の缶詰類、乾麺、米5キロ、調味料。
- 「イザメシ」ひじきご飯(486円)など7種。3~5年保存可能。
- ストックしておくとよい食品
- 水、1人1日3㍑、1週間分が目安。真空パックの餅、早ゆでのパスタ、無洗米
- インスタントの麺類、味噌汁、スープ
- 缶詰(ミートソース、焼き鳥、ツナ、サバ、トマト、コーン、大豆など)
- レトルトのおかゆ、カレー、おでん、豆類
- 魚肉ソーセージ
- 常温で保存できる野菜、果物
- 乾物(ひじき)、スライス干しシイタケなど)
- ジュース(野菜ジュース、スポーツドリンクなど)
- 常温で保存できる牛乳、豆乳
- 粉チーズ
- シリアル、クラッカー、菓子
- 調理時はポリ手袋をすると食中毒予防になり、👍を洗う回数も減らせる。食器はラップやホイルをかぶせて使い、洗い物を減らす。食材はキッチンバサミできれば包丁・まな板を洗わずに済む。
- おにぎりやパンなどの炭水化物に、水分や脂分を加えるのがコツ。おにぎりは、野菜ジュースに浸すとリゾット風になり、ビタミンやミネラルもとれる。ツナ缶をオイルごと加えれば、カロリーもとれる。調理にはポリ袋を使う。
3.避難
- 懐中電灯:停電の不安と暗さは経験したものしかわからない。安心・安全のために予備の乾電池と共に備えておく。
- 防災リュック:非常持ち出し袋として最低限の物を詰めておく。重要書類などを入れた非常持ち出し袋は年2回、3月と9月に点検し、常備薬などは入れ替えておく。肩にかけるものでないと動きが制限される。
- タオル・手ぬぐい:要援護者が救護合図に使う。
- ヘッドライト:両手が使えるので作業しやすい。
- その他、乾電池・防寒具・ライター・厚手の手袋・ウェットテッシュ、筆記用具
- ホイッスル・防犯ブザー:家具の下敷きになったりして身動きできないときに命の笛。
- 普段はコンパクトに収納できるヘルメット(DICプラスチック埼玉)の防災ヘルメットは折りたたむと8cm。4086円。玄関には簡単な工具、登山靴。
- ウェットテッシュ(口拭き、食器洗い)
- ポリ袋(リュックに装着すると水を運ぶ給水タンク代わり)
4.救急箱
- 救急セット:ケガはつきもの。緊急の止血や骨折の固定など、消毒液;三角巾・包帯・アルミシートなど。
- 常用の医薬品:最低3日~2週間。お薬手帳と主治医のコピーといっしょに防水密閉で保存。
- 簡易トイレ:凝固剤と密閉袋。トイレットペーパー。
- ヘルメット。
5.貴重品
- 現金:停電すればカードや電子マネーは使えない。自販機が動いたら小銭が必要。健康保険証やお薬手帳、スマホ、当座の現金などは日常的に持ち歩く鞄に入れて、いつでも持ち出せるように身近に置いておく。
- 預金通用・印鑑・保険証(ふだんから重要書類を整理保管しておく)。
6.情報関係
- ラジオ:停電でTVが映らない、スマホもつながりにくい中、唯一情報源になるのが携帯ラジオ。闇夜の中での暮らしに癒される手段でもある。
- 充電器:スマホや携帯の電池は消耗が速い。
7.炊飯器関係(納屋等に備えておく)
- カセットコンロ・ボンベ(停電・ガス停止には必須)。
- 給水用ポリタンク:飲み水はペットボトルで代用できても、洗顔用、傷口洗浄用に必要。
- チャッカマン・LED非常灯・
8.あったら重宝するもの
- 炭・ロケットストーブ・薪・ブルーシート(9m×9m)・蚊取り線香
- 防寒ブランケット
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