お茶会での抹茶・煎茶とお菓子
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11月10日・11日、午前9時~3時頃、学習発表会、学習作品展。
茶道、煎茶、男前料理、男の料理、パンとお菓子、片田絵手紙の会押し花絵、絵手紙、陶芸、アートフラワー、菊づくり、ガーデニング、和裁、華道など。即売会は、抹茶、クッキー、餅、押し花絵、押し花絵体験、煎茶、男前弁当など。
目次
「公民館」?あまりイメージがわかないですね。
実は、公民館は「社会教育の拠点」になっているんです。しかも、市教育委員会は、運営にあたり4つの原則を大切にしながら「無料」をつらぬいてきました。
- 住民主体の原則:住民が館長となるとともに、運営協議会や専門部などが支えになっている。
- 地域主義の原則:各館の地域の特性や自主性を尊重する教育機関であること
- 住民の自由な集会や学習・文化・スポーツなど活動の権利を保障する。
- 貸館の無料・公平・自由の原則:住民の自由な集会や様々な活動の場を保障
公民館は市民と職員が一緒になって育ててきた歴史があるんですね。一人ひとりが豊かに学びつながる場で、「文化祭」もそのひとつです。
図書館や博物館は法律で無料規定があります。公民館にはその規定はありませんが、住民自らが公民館を作ってきたという経験と蓄積から「有料」という概念がありません。
学びの権利を保障することは、利用料を徴収することとは相いれません。公民館という開かれた場所のもつ権利性や公共性に焦点をあてると、文化祭は無料であることの今日的積極的意義を考えていくことが求められています。
公民館は、住民の要求を受けた事業を進めながら、地域の活動を援助し応援するところです。
そんなわけで、今日、文化祭に出席します。
決められた時間に余裕をもって行きます。懐紙を忘れないように、そっとポケットに忍ばせました。
2階へと上がります。
茶席では床飾り、席飾り、花など会主の心くばりを拝見します。
2.お茶会
お茶会 |
1日目は「抹茶」、2日目は「煎茶」です。
茶席や床の間のある和室では、互いの立場を思いやって座る場所を選びます。洋間でも、最初から奥の椅子に掛けずに、入り口に近い刈の場につきます。相手が現れたら立ち上がり、あいさつのあと、勧められた座に座ります。
「抹茶」にはすでに満席のようす。
履物が向きを替えて整然として「和敬清寂」、ふすまに閉じられた和室は物音ひとつしません。茶の湯は「ことば」ではなく「態度」でいただくものなんですね。
履物が向きを替えて整然として「和敬清寂」、ふすまに閉じられた和室は物音ひとつしません。茶の湯は「ことば」ではなく「態度」でいただくものなんですね。
寄り付き(受付)に料金200円をお支払い。外の茶席に案内される。まもなくお茶が和菓子とともに運ばれてきました。
「頂戴いたします」。
鶯色にまったりと小さく泡立っています。
右手で茶碗を持ち左の掌に載せ口に含みます。
ほどよい湯加減です。
喉元を通り過ぎていきます。
鶯色にまったりと小さく泡立っています。
右手で茶碗を持ち左の掌に載せ口に含みます。
ほどよい湯加減です。
喉元を通り過ぎていきます。
亭主がちょうどよい具合に湯をわかし、客がころあいよく座らなければ、湯は沸きすぎたり、冷めてしまったりします。
中の様子を思いめぐらしながら、一口二口、舌で転がしながら味と香りを楽しみます。
中の様子を思いめぐらしながら、一口二口、舌で転がしながら味と香りを楽しみます。
------------------------以下はイメージ
まず上座の客に向かって、「お相伴いたます」。
下座の客に、「お先に頂戴いたします」
お茶を立てた亭主に、「頂戴いたします」
茶碗を掌にのせ、神仏に感謝し、茶碗を指で外側から内側へ右回りに回して裏側から神仏のおさがりを受ける気持ちで飲みます。
この作法が生活の習慣になるにつれて、知らず知らずのうちに、思いやりと感謝の気持ちが育つのだとか。
この作法が生活の習慣になるにつれて、知らず知らずのうちに、思いやりと感謝の気持ちが育つのだとか。
お茶の作法は、単にお茶のたて方(お点前)をおぼえるだけでなく、履物の向きを替える、ふすまの開け方などを覚えることで、立ち居振る舞いも美しく洗練されたものになるのですね。
お稽古に通ってらっしゃるIさんの美しさの原点を見たような気がしました。
お稽古に通ってらっしゃるIさんの美しさの原点を見たような気がしました。
お茶の道具を学ぶ
🀩掛物(掛け軸):字句をよく読んで、その意味と筆者をよく調べておかなければならない。
🌺花入:竹の一重切り、二重切り。「心静かに花を誉め、花入れをほむるなり」
🔶台子・棚:茶の湯の根本。
🔴炉・風炉:風炉は火を入れて釜をかける器。
🍞釜:筑前の芦屋釜が古く、次いで下野の天命釜。
🍯水指:釜に湯を足したり、茶せんすすぎに使う。
🍵茶碗:一番身近なもの。口に触れ、手に取り、見て楽しむもの。大ぶりは濃茶、小ぶりは薄茶、深い茶碗は冬、浅いのは夏に使います。
⭕茶杓:茶を掬う物。
☣茶筅:茶をたてるとき抹茶と湯を混ぜ合わす道具。
🔸柄杓:真竹を油抜きしてつくる。竹細工の黒田正玄が有名。
🍪菓子器:濃茶は深く、薄茶は浅い。
お茶をいただく
1 席入り
寄り付きで羽織を脱ぎ、帛紗、懐紙を懐に、手に扇子を持つ。茶席で不要なものは風呂敷に包み席に隅に置いておく。>まずは帛紗(ふくさ)さばき。
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2 待合では自由に会話
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3 手を洗い口を漱ぐ
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4 にじり入る
両手を敷居にそろえて席中を見て、扇子を少し奥に進め、両手を軽く握って前方に出し、膝からにじって席に入る。
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5 掛物、花の拝見
扇子を前に置き、床の間の掛け軸に一礼、手をついたまま語句を読み、筆者の名前を覚える。筆者の徳を慕い、語句の尊さを味わう。軸といっしょに花が飾ってある。一礼はなし。花は野にあるように、茶花の自然の姿を味わう。
秋晴れの日は空を見、雨の日は雨を聴き、雪の日は雪に触れ、夏には夏の暑さを、冬は身の切るような寒さを、五感を使って全身で味わう。これが茶道の楽しみの一つ。
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6 菓子をいただく
亭主が「お菓子をどうぞ」といったら、「頂戴します」とあいさつしたら下座の客に、「お先に」とあいさつして菓子を食べます。
和菓子の一つ一つに季節があることを知る。
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6 菓子をいただく
亭主が「お菓子をどうぞ」といったら、「頂戴します」とあいさつしたら下座の客に、「お先に」とあいさつして菓子を食べます。
和菓子の一つ一つに季節があることを知る。
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7 お茶がたてられたら
客付に茶碗を出されたら、にじって前に進み、茶碗を膝前に取り込み、にじって下がり、また、茶碗を膝前まで下げて自分の席まで戻ります。
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8 上座の客に「お相伴のあいさつ」
次客以下は必ず上客の方は茶碗を置き「おつづきいかがですか?」とすすめ、上客が「すみましたからどうぞ」とこたえたら、「ではお相伴させていただきます」とあいさつ。
次に下座の方へ茶碗を置き、「お先に」とあいさつして、今度は膝前、畳のへり内において亭主に「頂戴いたします」とあいさつ。
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9 茶碗は右手でもって左掌に
右手を茶碗の右横から添え、左手の親指を少し立てて、神仏の恵みに感謝する気持ちでおしいただきます。
🙏
上体を起こして茶碗の手を膝の上に戻し、右手の親指を茶碗の上、4本の指を下にかけて、時計の針と同じ方向に2度回します。茶碗の正面を真向こうにしたら、右手をはじめと同じように横に持って行ってお茶をいただきます。
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10 全部飲み切る
左右の肘が八の字になるように、指をそろえて、三口半ぐらいで飲みます。最後の一滴まできれいに飲み干します。このときいかにもおいしそうにズズっと音を立てる。亭主に対して「おいしゅうございました」と感謝の意味を込めているのです。
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11 飲みきったら指で清める
茶碗を膝上に下ろし、左上に茶碗をのせたまま右手指先で茶碗の飲み口を清めます。清め方は、右手の人差し指を軽く伸ばし、残りの3本の指はやや曲げて、茶碗の向こう、内側へ。親指は茶碗の外側、飲み口を横”一”の字に、左から右に拭きます。指は懐紙で拭いておきます。
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外回りで茶碗をもとの向きに
時計の針の逆に右横まで回し、もう一度回して茶碗の正面を元に戻します。
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右手で茶碗を畳のへりの外に置き、両手をついて茶碗の全体の姿を拝見しながら、右手で茶碗を取り上げ、肘を膝上にのせた姿勢で、口づくり、見込、胴、高台、印や土あじなどを見て、もう一度畳のヘリの外に置いて両手をついて拝見します。
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茶碗を前に出してにじり、客付まで行って茶碗をとって回し、亭主の方へ正面を向けて直します。
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12 おしまいのあいさつをする
亭主に、「どうぞおしまいください」
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お棗(なつめ)、お茶杓(しゃく)拝見
柄杓、建水を持って亭主が立ったらにじり寄って棗、茶杓を取り込みます。棗は畳のへり内、右の方左側、茶杓は外側に置きます。
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次客にあいさつしてから、棗をヘリの外側へ置きなおして拝見し、へり内から次客の方へ送り、つづいて柄杓を拝見します。一同の拝見が終わったら、お詰と正客が出会って、元の場所へ打ち返します。
-----------------------------ここまで
煎茶の点前(てまえ)
茶の湯が幕府の関係者の間で流行したのに対し、煎茶は学者、絵描き、陶工などにもてはやされました。茶の湯が形式を重んじ、やや窮屈なのはこの伝統があるからです。
煎茶は階級に縛られない自由人の趣味であったことから、どこか気楽さがあり、創意工夫の面白さがあります。茶の湯に比べて道具が小さく、また数も多いので、全体の調和を取ることが大切。
煎茶は階級に縛られない自由人の趣味であったことから、どこか気楽さがあり、創意工夫の面白さがあります。茶の湯に比べて道具が小さく、また数も多いので、全体の調和を取ることが大切。
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お茶を「おいしく入れる」のが主体となって、それぞれの(流派)創意工夫でととのえられた手法。
- お茶を選ぶ(人の心を打つような味を持った茶)
- 水を選ぶ(茶の持つ味を十分に引き出す水)
- 火を選ぶ(火力に何がよいか、起こり具合、沸き加減)
お茶を楽しむ雰囲気作りをしてからお点前が始まる。
茶の量、湯加減、湯の量をととのえ、急須に置く時間、急須から茶碗にそそぐ方法、これらを上手く組み合わせます。
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手順をしっかりおぼえます。そしてその一つひとつを自分なりに工夫して、どんな時でもどんなお茶でもおいしく入れられるよう修得します。
煎茶会
おいしいお茶を飲み、客も主人も打ち解けて楽しむくつろぎの場ですから、窮屈に考えることはいりません。周りの雰囲気を壊さないように和やかにふるまうことが、客としてのエチケットです。
意味も理由も不明の所作に戸惑い、がんじがらめの決まりごと。理屈などどうでもいいのよ。それがお茶なの。
ところがです。
ところがです。
がんじがらめではない、自由に思いめぐらす時間が「お茶」なのですから、わからないものです。
「見渡せば 花も紅葉もなかりけり 浦の苫屋の秋の夕暮れ(新古今集)
3.雨の日も風の日も日々是好日(森下 典子さん)
「好日日記」森下 典子さん |
終活の失敗、失恋、父の急死。悲しみと不安、迷いの尽きない日々を、いつも、お茶が支えてくれました。
「週に1度のお茶の稽古は、仕事や日常の雑事から離れる別の時間です。八方ふさがりの時ほど、お茶の稽古に行って戻ってくると、現実は相変わらずそこにあるけれども、見極めやあきらめがついています。なんとでもなる、と思えたり、なるようにしかならないと、と吹っ切れたり」
つくばいの水音、炭の匂い、床の間の野の花、お湯の沸く音、緑の風が吹き抜けるような抹茶の味わい。お茶の所作を一つひとつ、心を込めて進めていく中で、五感は研ぎ澄まされ、集中力は高まります。
「今、目の前のことに集中しないと、お点前(てまえ)はできないんですね。ここに自分の心がちゃんとあるから、音や匂いの微細な違いも感知できるし、自分の内側にも耳を傾けられる。生きていると雑音が多くて、人と自分を比べたり、焦ったりしてしまいますが、今ここにいる、ということができるようになって、生き方も変わってきた気がします。
惑わされず自由、勇気が湧く言葉
茶席に欠かせないとされる掛け軸の言葉も、人生の気づきをもたらしました。暑熱の夏も厳寒の冬も、雨の日も風の日も、その状態を全身で味わえば、かけがえのない一日になるという「日日是好日」。
この日この時の出会いは生涯に一度しかないと心得て、誠意を尽くそうとする「一期一会(いちごいちえ)」。一人ひとりの個性を大事に、あるがままに生きることを勧める「栁緑花紅」。
そして今一番好きな言葉は「漁夫生涯竹一竿」。漁夫は生きるのに釣り竿一本あればいい。地位も名誉も財産もいらない。何にも惑わされず、執着もせず、自由に生きる。かっこいいですよね。スカッとして勇気が湧いてきます。
新刊「好日日記」には、お点前の最中、不意に体の中を電気が走るように、「これでいい」という感情がこみあげてくる場面が描かれています。
<へたりこむひもある・・・。だけど私は、選んだ道で苦しみたいのだ>
筆一本で生計を立てるのは大変なことですが、一生懸命やってきました。私は自分がやりたいと思った道で、苦しくても戦って生きていきたかったんですね。今は、これでよかったんだと思っています。(資料;しんぶん赤旗)
しんぶん赤旗の記事 |
4.季節の「男前弁当」
おとこ前べんとう |
1食500円で自炊したいと考えてる共働き夫婦向けレシピ
1 だし巻き玉子
2 煮込みハンバーグ(2個分)
1 だし巻き玉子
- ボールに卵を割りほぐし、だし汁カップ、塩小さじ、醤油、酒、化学調味料各少量を加えて、よくかき混ぜ合わせておく。
- フライパンを弱めの中火でよく熱し、サラダ油少量を入れる。フライパンを回してサラダ油を全体にまんべんなくいきわたらせたら、余分な油をもとに戻しておく。
- フライパンに卵汁を玉杓子一杯くらい流しいれて焼く。
- 表面が半熟より少し硬い程度になったら手前に向けて3つ~4つ折りにする。
- 向こう側の空いた部分にサラダ油を薄く塗り、手前の卵を押しやる。
- 手前の空いた部分にまたサラダ油を薄く塗り、この部分に卵汁を玉杓子一杯ほど流しいれる。この時、向こう側の焼いた卵を少し持ち上げて、卵の下にも卵を卵汁を少しいきわたらせると、次に巻くときにやりやすい。
- 表面が七分通り焼けたところで、向こう側の焼いておいた卵を手前に向けて巻きこむ。
- 向こう側の空いた部分にサラダ油を薄く塗って卵を押しやり、また手前の空いた部分にサラダ油を薄く塗る。
- この部分に玉杓子一杯分の卵汁を流しいれ、巻いては焼く作業を5~6回繰り返して、ふっくらとした厚焼きの卵に仕上げる。
- 焼きあがったら、少し冷ましてから2~3㎝幅に切り分ける。
2 煮込みハンバーグ(2個分)
- ひき肉 100g、玉ねぎ4分の1、卵2分の1、パン粉大さじ1個、塩コショウ少々、トマトソース(ケチャップ)大さじ1、ソース大さじ1、醤油大さじ1/4、コンソメ小さじ1、小麦粉大さじ1/2、バター小さじ1、水80㏄
- 玉ねぎをみじん切りし、ボウルに「ひき肉、玉ねぎ、卵、パン粉、塩コショウ」をすべて入れ、粘り気が出るまでよく混ぜます。
- よく混ぜたら、丸めて空気を抜かしながら形を整えます。
- フライパンに油を熱し、先ほど作ったタネを入れて、蓋をして両面を軽く焼きます。(完全に火が通らなくてもいい)(油は捨てないでそのままフライパンの中に残しておく)
- 先ほど使ったフライパンに「トマトソース~水」を入れ、中火でよく混ぜる。泡だて器等を使うといい!
3 唐揚げのチーズ焼き
4 コールスロー
5 冬瓜のごま酢あえ
6 梅の実ひじき
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