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住民同士の親睦と連帯、こどもたちのふるさとへの思いでつくりを目的とした夏祭りや餅つきなどのイベントをはじめ、防災活動、高齢者福祉の増進、快適な環境づくりなど、地域の課題解決に持てる力を精一杯発揮しましょう。
月1回の「ふれあいカフェ」、高齢者が小学生と一緒に食事する「食事会」、「閉じこもり」や「孤立」を防ぐ「シルバーサロン」、夏祭りでは周辺の住民もさんかする交流会などにもふみこめたらいいですね。
そして何よりも住民の命と暮らしを破壊する制度改悪に対しては、役員会での民主的な討議と合意の上で反対運動もしていきたいですね。後期高齢者医療費負担反対署名、消費税10%引き上げ反対署名、憲法改悪反対署名、私学助成や学童保育の充実の署名なども。
後期高齢者医療制度では、これまで扶養家族であれば保険料をとられることもなかった人も死ぬまで保険料がとられます。自治会全員に負担が強いられるわけで、自治会としても住民を守る立場で、勉強会や署名に取り組んではどうでしょうか。
市議会で全会一致で見直しを求める意見書が可決されれば、連合自治会で署名に取り組むことを全会一致で確認できます。中身を知らないという人がほとんどなので、制度解説付き自治会ニュースと署名用紙を回覧板で回します。
住民の実利実益を守ることも自治会の重要な役割ですから、「生活なんでも相談」を開設し、多様な相談活動もできるようにしていきたいですね。
今理不尽なことに声をあげることが大切じゃないでしょうか?
ただ勇気を出して一歩踏む出すには、事態の本質を掴むことと合わせて、住民に支えらていることが必要です。
世の中の情勢が激動しています。その動きをよく学ぶだけでなく基礎の理論を学ぶことも必要ですね。”基礎の理論を身につけず、活動を進めることは、砂漠の中を地図もカーナビももたず車を運転するようなものだ”とよく言われます。
私は車中泊しながら日本各地の温泉を回りたいのですが、目的地の温泉はどこか?どうすればたどり着けるのか、カーナビやグーグルマップがなければ、分からないままですからね。”習うより慣れろ”ということばもありますが、これはちょっと違うな?と思います。
住民が羅針盤を身につけることは、住民運動を支えるだけでなく、世代継承にとっても重要です。ただし、地域は多様な思想信条と価値観が交錯した住民で構成されています。そのため自治会が特定の政党や宗教を支持したり、それを住民に押し付けたりすることは自滅行為にあたります。
2.自治会の活性化活動は住民の福祉に連動する
住民を巻き込んだ事業を展開する。- 使われない公園を農地にして有機農法による野菜の生産や販売。サツマイモ栽培。植え付け、除草、収穫まで住民がボランティアで行う。
- 集会所の屋根をソーラーパネル発電にする。
- 貯水池を整備しソーラー発電と小水力発電をする。
- 高齢者への配食サービス。
- 高齢者や障害者のための移送サービス。
- 食用油の回収・リサイクル。
- 中高年の働く場づくり。
ソーラーシェアリングの畑
- 農業と太陽光パネルのシェアで脱原発運動
- エネルギーの地産・地消、経済の地域循環、市民協働。
- 大根、玉ねぎ、ジャガイモ、エンドウ、フキなど季節野菜。
意識の底上げに3年はかかると思っています。でも活動する喜びや還元に納得していただければ自主的に参加してくれるはずです。地域活動をビジネスにすることで継続性が生まれ、人、モノ、金を循環させ雇用創出にもつながりますからね。顔の見える関係を復活させ、地域のニーズに合わせて事業化することが成功のポイントだと考えています。
原資をどうするか?
これからの自治会では年齢構成が上がり続けます。年金生活者が増えれば、10年先に儲ける金融商品には手を出さないし、ローンも組まないでしょう。預貯金の利息が上がることが、何よりも高齢者にはありがたい。
日銀は、異次元金融緩和とかいって失敗していますがやめようにもやめられない。高齢者の利息がつかないタンス預金から、自治会運営事業に金が流れてくるはずです。
バス路線の新設・延長、シルバーお出かけパス
どこの地域でも高齢化が進んでいます。バスの運行が充実すれば、お年寄りの外出も促進されます。65歳以上を対象に年間1り3000円で市内の路線バスが乗りホーダイとなる「シルバーお出かけパス」。病院や買い物に気軽に通えるといいですね。
シルバーエミカ
津市オリジナルの交通系ICカードは、高齢者外出支援事業として65歳以上の市民に交付しています。三重交通の路線バスやNPO法人バスネット津の「ぐるっと・つーバス」に乗車の際、運賃支払いに使えます。津市コミュニティバスは無料です。
コミュニティバスの無料乗車には「シルバーエミカ」を提示しなければなりません。エミカを利用できるのは年間2000ポイント(円)です。これだけでは外出するには足りません。もっと増やすべきです。
シルバーエミカは「マイナンバーカード」を取得しなければ利用できません。私はマイナンバー制度は、「情報漏洩」が心配なので反対です。(実際何万人もの個人情報が流出しているではありませんか)。
住民が、行政と力を合わせ、住民の”足”を確保する運動を進める。
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署名活動を行い、市会議員を仲介して市に申し入れを行う。
↓
市は、バス利用の実態や意見を把握するアンケート調査に乗り出す。
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市は試行運転を実施、本格実施への準備を進める。
”交通弱者”のための対策はまだまだ必要です。
3.地域内諸団体、行政と対等平等の関係で協働する
よい自治会広報誌、6つの基準
- 地域の匂いがするか
- 具体的な事実が豊富か
- 人の名前が多いか
- 生活情報があるか
- 明るさ、笑いがあるか
- 情熱が伝わり、読者をはっとさせるか
空き家の庭木伐採
空き家になると初めのうちはまだいい。庭木がまだ低く風通しもいい。ところが数年たつと枝が隣家に越境してきます。枝を勝手に切ることもできません。行政に話しても「連絡はしているが返事はない」。
樹木の繁茂で鳥の糞、蜂、蛇の侵入におびえることになる。幹の太さが30センチ以上ともなると根が下水管を破損させる。空き家の庭は、放置された洗濯機や自転車でごみ屋敷状態になります。
認知症予防教室
認知症になっても安心して暮らせる町へ。地域包括支援センター職員が講師。
月1回2時間。個人の実践と集団での交流。楽しく褒めあうことでやる気が継続。
※三多摩健康友の会
各種団体への補助金・助成金
できるだけ多くの会員にメリットがあるよう会費の使途を変える。部員数・会員数に応じて分配する。代わりに夏祭りで部・会ごとの出店ができるようにし、部員・会員自身が活動費を集められるようにする。
自治会はこうやってお金を集めて部・会の活動に補助しているのだと、会員たちにも実感してもらえると思う。自治会費は自動的に集まるものではなく、納得して払ってもらうもの。大事な子「公費」を預かっているという意識で運営する。
「マイナンバーカード」って胡散臭い
政府がカタカナで表示する場合、ほとんど庶民をごまかすため。このマイナンバーカードも政府が勝手につけたものです。日本語では「行政手続きにおける特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律」です。
免許証や保険証などと違って、すべての個人情報を一枚のカードで識別できるのです。こんなことは憲法違反(第13条)です。あなたは住民票がコンビニでもとれる、などと引き換えに個人情報を売り渡しますか?儲けるのは一部のIT企業だけですよ。
市は、マイナンバーカードを取得する以外の方法や、増額を考えていません。マイナンバーカードは「義務」ではないので、取得しない人がほとんどです。漏洩の心配をぬぐえないで拒否していると思われます。その外出支援を受ける「権利」を奪ってはなりません。
外出すれば商店も潤い、市内も活気づき、ひいては税収も増えることになります。これから益々高齢者が増えてゆきます。それにともなう公共交通の利用促進は欠かせません。市内を循環するバス路線を増やすことはだれにとってもプラスです。市はシルバーエミカ予算を増額すべきです。
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