草刈り機(刈払い機)の事故防止と効率的な使用方法 |
刈り払い機(草刈り機)は、動力で高速回転する刃で刈り払う機器です。ホームセンターなどで簡単に購入できますが、鋭利な刈刃がついているため、慎重に取り扱わないと大けがにつながる危険性があります。
目次
1.草刈りの準備
ケガを防止し、なおかつ体力をムダに消耗せず短時間に広く刈る方法を知っておきましょう。
安全長靴
足の先に金具が入っているものがいいです。そして刈草等が侵入しないよう、長くつの先の方がひもで締められるもの。
ズボン式の前掛け
長くつが隠れるほどの長く厚い生地のもの。
腕カバー
肘から先まで覆うもの
麦藁帽
日差し除けにはつばが広い方がよい。
防護眼鏡
ゴーグルのように目の周りを完全防護するもの。レンズもプラスチック製なので傷がつきやすいですから早めに交換が必要。
顔面防護マスク
防護眼鏡だけだと、刈刃に当たった小石や犬のフンが顔面を直撃します。顔全体を防護するよう網目が入っています。
タオル
首に巻いて、額や首の汗を拭います。
2.ケガと事故の防止
切り傷、裂傷などが最も多く、指や足などの骨折や切断、視力低下など目の損傷といった取り返しのつかない事故もあります。
刈刃に石が当たった場合の飛び散る速度や距離についての実験
金属製の4枚刃
時速130kで最長68m
ナイロンコード
石に当たると大きく変形するため回転エネルギーが石に伝わりにくく、金属製の刈刃と比較すると飛び散る速度も距離も小さいが、小石に当たると30mは飛ぶ。自動車の窓(側面は特に割れやすいように作られている)なんか簡単に割れる。
金属製に比べて衣服が切り裂かれるようなことはない。
- ヘルメット、保護メガネ、防振手袋など保護具を必ず装着し、事前に機器の点検を行ってから作業する。
- 作業前に小石や枝、硬い異物などを取り去り、15m以内に人がいないか確認して作業する。
- 木の幹などにぶつかって起きる刈刃の跳ね(キックバック)に注意する。
- 刈刃に詰まった草やつるを取り除く際は、必ず機器を止めてから行う。
- 石が多い場所ではナイロンコードカッターを使用する。
防振手袋
芝刈り連続3時間は予期せぬ体調の変化となって現れました。「腕の震え」です。いわゆるハクロウビョウ。草刈り機は連続3時間使用はやめましょう。ホームセンターバローでこんな手袋を見つけ、購入しました。「振動防止手袋」です。使用したら中々のものです。振動を感じません。
3.草刈り機で効率的に刈るには?
刈る場所、刈る時期によって部品を変える。
チップソー(金属製刈刃)
草の伸び方にもよりますが、比較的小石等がなければ安全です。
回転数を「中」くらいのアクセルにします。燃料タンク満タンで約1時間もちます。
刈れる面積は150㎝×50mくらいでしょう。
刃が研いであれば70mはいくかもしれません。
草刈り刃の角度は地面に左約15度に傾けると刈草は左に寄り、集草が楽になります。
車や人が通る場所が近い(15m)ならエンジン回転を落とします。
ナイロンコード
小石に当たれば30mはゆうに飛びますから。
チップソーより軽いので身体的にはずっと楽です。
縁石等に当たればすぐコードが切れます。消耗が早い。チップソーより軽いので身体的にはずっと楽です。
細いコードと太いコード、丸いコードと角のコードがあり、角の方がよく切れます。
周りに車や人がいない場所(30m)に限ります。
金属の2枚刃
長さは30㎝と25㎝があります。前者は25㏄以上。後者は20㏄以下の草刈り機。
草に当たる刃の長さは、チップソーの2倍あるので2倍速く刈れます。チップソーのように「虎刈り」するようなことはありません。
土ごと削り取ってしまうこともできるので、刈ったあとが平らになります。
小石が当たると最長60m飛んだというデータがあります。
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