自治会加入促進チラシ |
少子高齢化は自治会加入にも影を落としています。一人暮らしの高齢者は、行事に参加しにくくなってきます。人口が減少してゆくと地域のスーパーは撤退し、若い世代でさえ市の中心部へと転居してゆきます。
買い物や病院通いもままならなくなれば自治会どころではなくなってゆくでしょう。このまま手をこまねいていては、自治会の衰退は目に見えています。
目次
しかし、任意的自治組織であるため、地域住民に加入を強制することはできません。町内でも外国人アパートや寮があり、自治会加入していません。
また、転居された後へ新しく入居された方についは、積極的に加入を勧めていないようです。また、高齢者世帯も多くなり、中には自治会をやめてしまう世帯もあります。
自治会に加入しない人の理由としては、「どんなメリットがあるのかわからない」、「役員になったら面倒くさい」、「地域活動に関心がない、関係ない」、「会費を払いたくない」などがあります。
また、「自治会って何?」 というように、そもそも自治会の存在すらもあまり知らないような人もいるようです。
地道に加入のメリットを宣伝する
自治会の役員が中心になって、地道に自治会の目的や事業、加入のメリットをPRし、理解を深めることが大切です。
自治会加入のメリット
イザという時の安心感が得られる、生き甲斐、やり甲斐につながる。何よりも地域住民のメリットとなる魅力ある自治会活動を展開していくこ とが大切だと思います。
チラシで分かりやすくメリットを伝える
自治会への加入のメリットをチラシに分かりやすくまとめて勧誘する。「会費を払いたくない」という人も少なくないようですので、会費がどのように使 われるのか自治会の収支をグラフで分かりやすく示したものも合わせて配布すると良いと思います。
アパート等の場合は、入居前から業者や大家さんと対話したり、窓口になってもらうようお願いする。
加入促進は組織的な対応で
協力し合って組織的に加入促進を図っていくことが大切です。未加入者の情報は、組長さんでとどめておくのではなく、自治会長にも情報を伝達することが重要です。
自治会への加入促進方法
- 転入・転居の多い春に「加入へのお誘い」というチラシを作成し勧誘活動を行います。
- 多くの地域住民が集まる盆踊りや地域イベント自体が自治会の宣伝の場です。魅力ある行事の企画・運営に力を入れます。
- 地域まつり等でPRコーナーを設け、加入促進チラシを配布します。
- アパートが建設される前から、開発業者や大家さんに加入促進の協力をお願いします。
- 転入・転居してきた世帯に直接訪問して、加入のお誘いをします。
- 地域で事業を行っている企業や事業主等にも自治会への加入を勧誘します。
- 防災・ 防犯のことを考えると、日中に大勢の従業員等が地域にいる企業や事業者は自治会活動の強い味方であり仲間です。
見てもらうためには興味関心を惹く内容でなければ、手に取ってみてもらうところまでは至りません。病院や店舗などにポスターを張らせてもらったり、チラシを置かせてもらうなどするのも情報拡散の一つの方法です。
興味を引き立てる訴求力のある画像やタイトル、色遣いなどデザインの工夫も必要です。参加したいと思っても電話かFax のみでは話になりません。自治会専用のメールアドレスを一つ作って、そこに連絡してもらうようにすることで、申し込みの手間を下げることができます。
市役所(生活課)では、転入受付の時に自治会への加入を促しています。また、市のホ ームページでも町内会への加入を宣伝しています。
先進例
減らせる仕事はないの?
目的に照らして考える
それぞれの活動は何のために行っているのか。その目的から外れるものはやめていい。
活動範囲を絞り込む
重点を置くものを相談して絞り込んでいく。
費用対効果で考える
「成果」に対して「手間」「負担」が大きすぎるものはやめる。
そもそも非加入世帯への提供を迷うようなものは、自治会で扱わなければいいのです。商品などの代金は、自治会費ではなく、他の名目で徴収しておけば、非加入者が出てきても問題にならない筈です。
活動・曜日・時間
活動・曜日・時間を自由にして、それぞれ参加者を募る。その時間帯に出てこれない人も当然のことと許容します。
全員で同じことをするという呪縛から解放されるべき。そろそろ発想の転換が必要だ。
自治会活動のどこにメリットがあるか
日々の情報が入る
ネットで検索してもなかなか辿り着けるものではない。いろんな人とつながりが持てるのは自治会活動のいいところです。もちろん自治会じゃなくてもつながりはもてます。しかし、自治会のように年齢・職業・家族状況・価値観などが異なる組織はほかにありません。
単純に楽しい
もし災害が起きた場合、近くに知り合いがいるのは心強いものです。震災が起きた時、人付き合いが増えた人は「すごく復興が進んだ」と感じやすいのですが、人付き合いが減った人は「復興は全然進まない」と感じるものです。「周りは自分を置いてどんどん先に行ってしまう」と孤独感を感じるのです。
町を元に戻すだけではなく、孤立感を持つ人のつながりを強めなければ、本当の意味の復興になりません。「集まったひとだけでできることをやる」という風に発想を変えます。ボランティアなので無理にする必要はありません。
なにかあったとき安心
人とのつながりは自治会でなければ得られないものではありません。ただ現状で一番手っ取り早く、近所でそれを得られるのは自治会ではないかと思います。
ポイント制
各役員は、過去に引き受けた仕事を「ポイント」として記録していきます。組長は1ポイント、役員は5ポイントという風に、各仕事について配点があらかじめ決められています。「活動するといいことがある」というプラスの意味付けにする。
たとえばポイントを貯めた人に「夏祭り」でいい席を与えるとか、褒美を与えるとか。
会費なし義務なしの自治会
完全なボランティアで。強制を辞めたら誰もやらなくなるのか?いやそうじゃない。誰もやらないのなら「それはいらない(必要性がない)」ということ。
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