運動会はこどもたちが何週間も練習を重ねて参加する晴れの行事です。
定番は「徒競走」つまり「かけっこ」ではないでしょうか?
わが子、わが孫が出場するとあってはいてもたってもいられません。できれば望遠がついていれば(200~300ミリ)にします。直線コースでは、ゴールの延長線上から撮影したいですね。
見守る保護者も大事な参加者です。
運動会でのスマホ撮影の仕方
目次
1.徒競走
最初からファインダーを覗いてピントを合わせます。遠方からこちらに向かってくるときあわててピントを合わせるとピンボケしてしまうからです。
動く被写体にピントを合わせ続けるようなモードがあれば一番いいのですがね。ゴールにちかづいてきたら、ここぞとばかり連写モードにします。
ゴールした後のホッとした表情がいい。絵になるので、ゴール後も手を抜かないでシャッターを押します。シャッター速度は「スポーツモード」です。
なんとか撮れました。1位には程遠い順位でした。でも走り切った満足感でいっぱいです。走るのは本人。本人が順位を気にしていなければそれで十分です。
リレーなどのグラウンドを回る競走競技には、カーブ付近の迫力はまた違った写真がとれるもの。このように理想の撮影場所は競技によって違います。
例えば「玉入れ」は、子どもたちは必死で上をめがけて放り上げるので、高いところから撮影した方がいいですね。玉も、玉を入れる籠もいっしょに写しこんだ方が雰囲気がでるものです。
徒競走では、座って撮った方が写真に迫力がでます。
組体操では、最後のキメのポーズの瞬間がどっち側を向くのかによって撮影場所が変わります。このへんは当事者の子どもに聞いておく方がいいですね。
ともかく、主役は子どもです。競技が終わったら盛大な拍手をしてあげます。
2.ビデオ撮影は狙いを絞って
運動会は、自分の子ども中心とはいえ、雰囲気やイメージを伝える工夫をします。学校の全景、運動会の看板、万国旗、観客席なども撮ります
徒競走では、スタート地点で順番を待つ緊張した我が子の顔なんかを狙いたいですね。事前に、何番目に走るか掴んでおき、靴下の色とか髪の毛のリボンとか、目印を付けます。
トラックを走る場合は、ズームでスタートを撮り、走って近づいてきたらワイドに、ゴールしたらズームアップ。あとで「どうだった?」と聞いてみます。応援する家族の様子も撮りたいですね。
撮影に夢中で好位置を探すあまり、児童席に侵入するのはやめましょう。保護者も意識した校長のあいさつを「レンズで聞く」のも失礼です。よその子の姿を自分の子の背景として撮ったり、不要箇所を切り取るのは、がんばっている子に失礼です。
子どもの立場からすれば「知らない人に撮られるのは緊張して嫌」というのは自然な気持ちです。こどもたちは「振り向いた瞬間にお父さんと目が合って、にっこりしてもらう方がうれしい」のです。
学校行事は撮影会ではなく子どもを育てる場です。撮影技術を磨くより、頑張りへの拍手を心からの声援で包んでほしいものです。
3.陸上競技での写し方
トラックの内側で足を曲げたり伸ばしたりしながら、注意深く周りのランナーを見渡します。準備運動やちょっとした走り込みのやり方を見るとその人のおおよその速さがわかるものです。ほっそりとした体つきのわりに足の筋肉が発達している人が速そうです。
案の定でした。そのスマートな走り方はもう持って生まれたもの。他者の追随をゆるしません。あっという間に駆け抜けていきました。
ボタンを押す瞬間にカメラは揺れやすいのですが、連写機能で押しっぱなしにすれば、2・3枚目などは指の動きは伝わりません。連写の一枚目を消去します。撮ってはその場て消せるデジカメならではのワザです。
カメラ感度を「IOS100」なら「400」に上げるなどします。感度を上げるとシャッタースピードが上がるので、それを利用してブレを軽減します。ただし、感度を上げすぎると画面がざらつくこともあり、要注意です。
さて、午後ともなりますと日が落ちてきます。
「逆光」は、人物の顔が暗くなるのでご法度とされていました。でも、どんなカメラでも、露出のあわせ方などで、顔がはっきり写るときがあります。実は、逆光だと被写体が立体的に撮れることが多いのです。
デジカメなら、画像を液晶で見て、顔が黒ければ消せばいい。このほか、やりすぎは禁物ですがレンズに息を吹きかけて曇らせてボヤ効果を狙うとか、虫眼鏡を使っての簡易接写などもあります。
なんとか運動会はおわりました。
青空のもと、見物客が敷物を持ち、三々五々立ち去るのを見ると、どうしても昔、田舎の運動会を思い出します。懐かしくもあり恥ずかしかった思い出です。
4.デジタルカメラを買うには
値段はちょっと高く感じるかもしれませんが、画質が良く手サイズも小さく持ち運びに便利です。手振れにも強く、運動会でお子さんを撮るのに最適です。
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