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高齢者独り暮らし |
離れて暮らす老親のことが心配だ。かといって、頻繁に連絡したり帰省したりはできない---、そんな人にとって何かいい方法がないものでしょうか? それが高齢者向けの見守りシステムです。
親の自宅に専用機器を置いたり、小さな端末機器を持ってもらえば、安否を確認できます。親自身が緊急通報することもできるのです。
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CONTENTS
1.高齢者をシステムで見守る
2.スマホでいつでも安否を確認
3.高齢者見守りシステムでできること
4.独り暮らしの年金を狙う
高齢者をシステムで見守る
2023年に65歳以上の男性の16%、女性では23%が一人暮らしだと内閣府は予想しているそうです。実に5~6人に一人が一人暮らしというのですからなんとも寂しい暮らしではないでしょうか。
その子ども世帯は気が気ではないと思います。自分が働かかねばならない。親のことも気になる、働き盛りの世代は、親と離れて暮らさなければならず、老親のケアに手が回らないというのが実感ではないでしょうか。
こうした人たちのニーズにこたえるためには、ハイテクを活用した便利なサービスを使わない手はありません。センサーを搭載した機器をお年寄りの自宅に設置したり、小型の専用端末を身につけてもらって、自宅の環境や安否、居場所などを確認できれば安心です。
お年寄りが困ったときにボタン一つで親族や警備会社に緊急通報できるサービスがあれば、親子ともども安心できるというもの。
人感センサーを搭載したシステムは、人の動きを感知するので、一定時間を超えて生活動作が確認できない場合などに、家族へ連絡が入るように設定できます。
また、気温や湿度、部屋の明るさなどを確認できるタイプもあります。気温や湿度からは、夏場なら熱中症や脱水症の危険がないか、冬ならば寒すぎる環境でないかリアルタイムでチェックできればいいですね。
また、照度計で明るさを把握できることで、就寝や起床などの生活サイクルを確認もできればいいですね。そうすれば認知症の症状のひとつ、「昼夜逆転」の兆候の早期発見にもつながるのではないでしょうか。
スマホでいつでも安否確認
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いまイルモ |
独り暮らしの年金を狙う
着物に数百万
年金暮らしの高齢者を狙った悪質な消費者被害があります。コロナが下火になり行き来が自由になると被害にあう独り暮らし高齢者も増えます。
高齢者のトラブルの一つは「契約購入額が高額」ということです。「イオン整水器、布団、天戸、屋根工事など百万円以上を次々購入」「ほとんど着物を着ないのに着物や帯を年に数百万」という例さえあります。
年金暮らしの高齢者に高額のクレジット契約をさせれば、別居の家人が気づいたときには預金通帳の残高はほとんどなくなってしまうでしょう。そういう事例もあるのです。
勧誘の仕方に問題あり
独り暮らしができても、高齢者はただでも認知症が進み、記憶力も判断力も衰えます。まして痴ほうの症状も進んでいるとなると、契約内容を十分理解しているとは思えません。それでも「何度も訪問してくれる」「長時間粘って契約させる」など、独り暮らしの寂しさにつけこんだやりかたが特徴です。
被害を防ぐには
悪質業者の手口を踏まえ、消費者を保護する法律や制度を活用することが重要です。
「契約能力がないとう診断書と契約解除を求める書面を送付、業者が商品を引き取り、既に支払った代金を返金してもらう」「国民生活センターを交えて業者と話し合う」。
最初は親しくして優しく声をかけてきます。うまい話、儲け話には必ず落とし穴があるものです。高齢者本人とと共に、家族や近所の人たちとも協力して被害にあわないようにしましょう。
被害を防ぐために「成年後見制度」「判断力が衰えた痴ほうの高齢者などの財産管理を法的に守る制度」「消費者契約法」「クーリングオフ制度」を活用します。
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